山スキー初級講座@菅平
1月の三連休は菅平で山スキーの初心者講座。
山ガールヒロコさんとみつお氏と3人で。
初めてのパウダーでいっぱいこけました。
滑りは相変わらず下手くそですがこけて起き上がる筋力がつきました。
1日目は根子岳。
ゲレンデトップからなんちゃってバックカントリーな圧雪道を歩く。
大きな雪の結晶が辺り一面に積もり、さぞ寒く静かな夜だったのだろうと思う。
早くゲレンデじゃない雪山に行きたい。
雪上車の広告用撮影に来ていたスタッフにカメラを向けられ満面の作り笑顔などをしつつ。
根子岳なのでにゃんこのポーズをしようという女子力高い提案に従ってみたものの完全に不審者(左)。
可愛い行為が清々しいほど似合わない。
山頂直下はクラスト斜面、じきにパウダー。
先日の志賀高原オフピステ訓練が役に立った。
楽しいと思えた時間が30秒くらいあった。
2日目は浅間山登山。
別記事で書きます。
3日目は四阿山。
前日夜のドカ雪で再度パウダー。
朝焼けの牧場で蒲公英に迎えられて
風の音と金色の波に浸る。一対一になりたくて他の2人とは距離を置いて歩いた。
しかし、山がこんなに素敵な表情をしている日だというのにラッセルトップをずっとみつお氏がしている。ずるい。
ずるすぎる。
限界だ。
矢も楯もたまらず、休憩のタイミングでここからは私がトップやる!と申し出た。
いよいよラッセル!
ふっかふっかの軽い雪!
てんごく!
たのしい!
ふぉー!
ぴゃー!
夢中になってもっふもっふと突き進む。
やがて、ルーファイが難しくなるからとかいう理由でラッセルトップの権利を剥奪された。
美しいものはいつも儚い。
3日間で最も輝かしい時間だった。
とりあえず山頂まで行ってスキーで下山。
下り始め3分で登りの10倍くらい消耗する。
不慣れさとトラウマとが相まって、いまいち滑りに対してプラスの感情を抱くことができない。
楽しいと思いかけても、自らそれをかき消してしまう。
思いのほか白山の傷は深かった。
一秒でも早くスキーを終了したいので、休憩なしでぐんぐん下る。
多少木に激突しようが構わない。
そんな私の姿勢は「慣れないながらも果敢に突っ込む」と高評価を得ていたらしい。
ものは捉えようだ。
登りは誰にも出会わなかったが、下り始めると登ってくる人々とすれ違う。
みんな、あの夢のようなラッセルのトレースを律儀に追っている。
山と最初に出会う感じ、自分の後ろに道ができる感じ、ヒミツだけどちょっとだけ誇らしい感じ。
ラッセルって素晴らしい。
帰り道の長野道で火災事故があり、ほんとうに良くトラブルに巻き込まれるなあと思いながらなんだかんだで当日中に帰宅した。
みつお氏のきろく→