籾糠山 森林浴
05/27/2016
w/ いるかさん、那ぁさん、くろさん、たけさん
白川郷の籾糠山へ新緑を浴びに。
見応えのあるブナ林と花が咲き乱れる湿地があるというウワサ。
前評判は上々だしハイキングが久しぶりだしで、なんだかそわそわふわふわして、大事な物を忘れてしまいそうで「ハイキング 装備」でググる始末。
案の定、大事な物を忘れてしまった。
マクロが撮れるレンズを……っ!
500円を払って入山。登山道はこの上ないほど整備が行き届いている。
早朝だというのに汗ばむほどの日差し。
新緑と呼ぶには少し緑の濃い、初夏の雰囲気だった。
朝露が足下でキラキラする。晴れの日の森も悪くない。
ブナやカツラの大木に囲まれながら、緑の屋根を仰いだり幹に触れたり足元の花に目をやったりと忙しい。忙しいけど、全然先に進まない。
今年は暖冬だったとあって、さすがに水芭蕉は時期遅れになっていた。
例年より2~3週間は早いらしい。
小さくて淡い色の花が好きな私としては、水芭蕉が終わっていても充分楽しい。
たくさん雨が降った後は花びらが透きとおってガラス細工のようになり、それは美しいらしい。
今回はもうほとんど散ってしまっていたけれど、朝露で湿ったのか少しだけ半透明になっていた。
山頂からは北アルプスのパノラマ。昨シーズンの雪山が不完全燃焼だったことを思い出して、ちょっと悶々。
なんだか久しぶりにのびやかな山歩きでした。
眼福かな、眼福かな。
この森は雨の日にまた来たい。
水芭蕉の花で埋め尽くされた湿原やガラスになったサンカヨウも見たい。
紅葉もきっと綺麗だろう。
ただ、登って暑くなったらやっぱり沢に飛び込みたくなったので、次はまあとりあえず沢かな。